すぎの矯正歯科・ひだまり歯科

大人の矯正治療開始時期の目安は、親知らずを除く永久歯がすべて生え揃い、顎の成長が落ち着き始めた後になります。

10歳代~

本格的な大人の矯正治療を開始できるかどうか見極める時期です。個々の患者さまの成長スピードにより、小児矯正で対応する場合と、大人の矯正治療で始める場合に分かれます。進学や就職などにより治療開始のタイミングを考える必要があります。

20歳代〜30歳代

定期的な通院が可能であれば、いつでも治療を開始できます。就職や結婚などで、歯並びを気にする機会も多いのではないでしょうか。見えにくい矯正治療(目立ちにくい表側矯正装置、裏側矯正装置、マウスピース型矯正装置)も選択できます。当院が考える理想のプランのほか、患者さまそれぞれに合った治療を提案することができます。

40歳代以降

40歳代以降も矯正治療を受けることができます。一方で治療の支障となる歯周病やむし歯が増える年代ですので、当院ではこれらの治療も計画に組み入れた上で矯正治療を行います。

大人の矯正歯科

大人の矯正歯科

大人の矯正は「ワイヤー矯正」か「マウスピース型矯正装置」を使用します。
従来の矯正は、ブラケットとワイヤーを使用したワイヤー矯正をイメージされる方も多いかと思います。
現在は、歯の裏側に装置をつける「裏側矯正」や取り外しが可能な「マウスピース型矯正装置※」も選択できるので、「矯正中の生活にも配慮した方法」も選択可能です。


※インビザラインは完成物薬機法対象外の矯正歯科装置であり、医薬品副作用被害救済制度の対象外となる場合があります。当院では院長の裁量の範囲で使用します。

矯正装置の種類

ワイヤー矯正(スタンダード)

ワイヤー矯正(スタンダード)

歯の表面にワイヤーを通して適切な力をかけながら歯を動かしていきます。歴史がある治療法で多くの歯科医院で行われており、さまざまな歯並びに対応が可能です。当院では表側矯正の場合、前歯に装着するブラケットは見えにくい透明なものを使用します。

ワイヤー矯正(ホワイトワイヤー)

ワイヤー矯正(ホワイトワイヤー)

金属のワイヤーは見た目が目立ってしまいますが、白色ワイヤーを使用することで、矯正中の見た目が目立ちにくくなります。

ハーフリンガル

ハーフリンガル

上の歯は裏側、下の歯は表側に矯正装置をつける治療法です。上の歯は裏側に装置をつけないので、比較的装置が目立ちにくく、発音や舌への不快感も軽減します。


裏側ワイヤー

裏側ワイヤー

歯の裏側に金属の装置とワイヤーを装着して行う矯正治療です。表からは矯正の装置が見えないため、周りの目を気にすることなく治療ができます。装置が目立つことが気になっている方も安心してスタートできます。

マウスピース型矯正

マウスピース型矯正

マウスピース型矯正は、患者さんのお口にぴったり合ったオーダーメイドのマウスピースを製作して、新しいマウスピースに交換することで少しずつ歯を動かす方法です。
マウスピースを装着している時も透明なので目立ちにくく、取り外しが可能なので歯磨きや食事も今までと変わらずできます。

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矯正治療のメリット

  • 口元と横顔がきれいになり、見た目のコンプレックスが解消される
  • きちんと噛めるようになる
  • むし歯や歯周病のリスクを軽減する
  • 顎の負担を減らすことができる
  • 歯磨きの習慣がつく

お口への影響

歯並びやかみ合わせが整うと、汚れが詰まりにくくなり、歯ブラシが当たりやすくなるので、むし歯や歯周病のリスクを軽減できます。

全身への影響

口が閉じやすくなり、口元と横顔がきれいになります。
また、しっかりと噛めることで筋肉バランスが整い、姿勢の改善や肩こり、頭痛、首のこりなどが改善されることもあります。

発育への影響

顎の成長途中の場合、顎の発育が適切に促されて、骨格的な問題が軽減します。
本格矯正をした後の仕上がりが良好になりますし、発音、姿勢、消化吸収にも良い影響があります。

コンプレックスの解消

口元にコンプレックスがあると、話す時や笑った時に口元が気になってしまいがちです。
矯正治療で整った歯並びを手に入れると、コンプレックスが解消して笑顔に自信が持てます。

矯正治療のデメリット

個人差がありますが、矯正装置に慣れるまで違和感や痛みが出る場合があります。
また、装置をつけていると歯磨きがしにくいので、丁寧に磨く必要があります。
マウスピース型矯正装置の場合には、決められた装着時間を守らないと治療計画通りに進まず、治療期間が延びることがあります。

矯正治療の流れ

Step1

初診相談

歯並びのお悩みやどのようなご希望があるかおうかがいします。
矯正の種類やそのメリット・デメリット、目安の費用や治療期間についてもお伝えします。

◎時間:30分

Step2

精密検査

レントゲン撮影(セファロ)、お顔の撮影
骨格的なレントゲンが撮影できるセファロを用いて撮影を行います。
※CT撮影は必要に応じて行います。

歯型の模型
お口の模型を製作するため、歯の型取りを行います。

口腔内・かみ合わせの検査
むし歯や歯周病の有無や顎関節の状態、かみ合わせなどお口全体の状態を確認します。

◎時間:45分

Step3

診断・治療計画のご相談

精密検査の結果をもとに、治療計画のご提案をいたします。
各装置のメリット・デメリットと治療期間、費用の目安をご説明します。
ご質問や疑問は何でもご相談ください。

◎時間:30分

Step4

初期治療・診断

むし歯や歯周病がある場合には、先に治療してから矯正治療を開始します。
クリーニングも行い、お口の中をきれいにした状態でスタートします。
また、正しい歯磨きの仕方もお伝えし、セルフケアに役立てていただきます。

※STEP3と4は状況により順番が前後する場合がございます

Step5

矯正装置の装着

ワイヤー矯正の場合には歯の表面にブラケットをつけて、ワイヤーを通していきます。
マウスピース矯正はマウスピースの装着を開始します。

Step6

調整のための定期通院

矯正装置により来院間隔が異なります。
来院された際には歯の動きや形によって調整いたします。

Step7

保定装置の製作・装着、経過確認のための定期通院

歯を動かす期間が終了したら、整った歯並びを安定させるための保定期間になります。
数ヶ月に1度通院して歯並びをチェックします。保定期間はおよそ2年を想定しています。

Step8

治療終了・メンテナンス

歯の位置が安定したことを確認したら矯正が終了です。
きれいな歯並びの維持とお口の中を清潔に保つためにも、定期的な検診をおすすめしています。

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