皆様こんばんは。岐阜県大垣市開業の、すぎの矯正歯科・ひだまり歯科院長の杉野です。矯正治療が必要な歯並びについてのご説明⑥空隙歯列について、今回でこの表題は最後になります。

⑥ 空隙歯列(すきっ歯)
空隙歯列は、上図のように多数の歯の間に隙間がある歯並びのことをいいます。空隙歯列の原因は、
1. 舌の機能的な問題。舌が前歯を押す力が強い、もしくは、舌を前に押す癖がある場合や、唇を閉じる力が弱い場合(鼻が詰まっていることが多く、口呼吸で口が空いている)
2. 個々の歯の幅が小さく、あごが大きい場合には、歯が余裕を持って並ぶため、歯と歯の間に隙間ができる
の2つが主な原因として挙げられます。
すきっ歯の場合は、やはり見た目を気にされて来院されることがほとんどです。治療はとしては装置を使用し隙間を閉じる治療が行われますが、舌の癖などの機能的な問題が絡んでいる時には、癖の改善を行わなければ、長期安定性を獲得することが難しいので、注意が必要です。
以上、矯正治療が必要な歯並び(不正咬合)について、大きな分類としてこれまで説明をしてきました。ただ、実際の患者さんのお口の中は、これらが複数重なり合って個々の不正咬合を成しています。矯正治療前にしっかりと検査分析し、原因を突き止めた上で、治療計画を立て、適した装置を選ぶことが重要です。医学的に最適な治療方針を選択できることがベストですが、時にはそれが患者さんにとって受け入れられないことあるかと思います(例:抜歯して治療を行うのが最良ですが、抜歯は絶対したくないなど)。当院では矯正相談の際、ドクターからみた最良と考えられる治療方針以外にも、患者様の希望に応じた方針も可能な限り提案します。それぞれの治療方針の有利な点、不利な点をしっかり考慮された上で、患者さん一人ひとりが自身にぴったりの治療を選択する、これがとても重要です。時には、部分的な矯正の方が適していることもあります。矯正相談は無料で行っております。ご予約はお電話またはWebからでも承れます。よろしくお願いします。
歯列・歯並び・・・出っ歯(上顎前突)、受け口(下顎前突)、歯のガタガタ(叢生)、すきっ歯(空隙歯列)、歯が足らない(先天性欠損)、歯が多い(過剰歯)、歯が生えてこない(萌出不全)、歯が変なところから生えてきた(異所萌出)、後戻り、再治療などでお悩みの方がいらっしゃいましたら、まずは相談だけでもお気軽にお越しください。
小児矯正であれば負担の少ない取り外し式装置、成人矯正であれば、目立たない表側の矯正装置、リンガル(裏側)矯正やマウスピース矯正(インビザライン)などをご用意しています。
スタッフ一同お待ちしています。
大垣市にある矯正歯科クリニック すぎの矯正歯科・ひだまり歯科
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