皆様、こんにちは。岐阜県大垣市開業の、すぎの矯正歯科・ひだまり歯科院長の杉野です。今回も歯並びの改善のための隙間はどうやってつくるかについてお話ししたいと思います。今回は5回目で最終となります。よろしくお願いします。

上図の⑤についてです。⑤では歯と歯の間を少し削って隙間を空ける手法になります(一般的にIPR、スライスといいます)。一カ所につきおよそ0.3-0.5mmくらいの隙間をつくることが可能ですが、それ以上だと歯がしみるリスクが上がります。必要な隙間の量に応じて何カ所か行います。
この手法は主に叢生(がたがた)自体改善するために行いますが、他にも上下の歯の真ん中をあわせたり、上下の歯の大きさのバランスが崩れている場合にも使用します。またもう少し前歯を後ろに下げたいときにも用います。治療中に行う時期もそれぞれで、治療の序盤に行うこともあれば(マウスピース矯正はよくあります)、治療終盤に行うこともあります(真ん中合わせなどの仕上げ)。
隙間の確保のためにの手法①-⑤についてどれを用いるかは、矯正を始める前の検査診断により決定します。時には患者さんの希望ではない手法を用いる必要があることが、検査結果になることもあります。当院では患者さんとよく相談して決めていますので、どうしても難しいようなら代替の手段で行うこともできます。
補足・・・・①-⑤までにはありませんでしたが、補足として、かぶせ物のつくりかえでも、隙間を確保できたり、隙間を埋めることも可能です。かぶせ物にすることで歯並びを整えることも場合により最善となり得ます。その場合はかなり時間短縮になります。
説明は以上になります。不明な点があれば矯正相談にて承ります。よろしくお願いします。
歯列・歯並び・・・出っ歯(上顎前突)、受け口(下顎前突)、歯のガタガタ(叢生)、すきっ歯(空隙歯列)、歯が足らない(先天性欠損)、歯が多い(過剰歯)、歯が生えてこない(萌出不全)、歯が変なところから生えてきた(異所萌出)、後戻り、再治療などでお悩みの方がいらっしゃいましたら、まずは相談だけでもお気軽にお越しください。
小児矯正であれば負担の少ない取り外し式装置、成人矯正であれば、目立たない表側の矯正装置、リンガル(裏側)矯正やマウスピース矯正(インビザライン)などをご用意しています。
スタッフ一同お待ちしています。
大垣市にある矯正歯科クリニック すぎの矯正歯科・ひだまり歯科
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